相対(ピッチ)移動の説明と設定方法
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メカシリンダは、 等ピッチ間隔の連続移動を行う場合、たくさんのポイントを
設定しなくても、相対(ピッチ)移動に設定したポイント番号を繰返し指令することで、
等ピッチ間隔の連続移動が可能です。

メカシリンダのストローク内なら何度でも指令可能です。

ティーチングツールにて 相対(ピッチ)移動の設定を行います。

相対移動の図です
項目 等ピッチ間隔で動作させる場合は便利です
項目 繰返し連続移動による移動誤差の累積はありません。
項目 移動指令を連続5回(n回)入力した場合、移動量は5倍(n倍)の移動量になります
設定値は、−移動量で反モータ側へ、+移動量でモータ側へ移動します
ティーチングBOX(型名:CTA−23)を使用しての変更方法
1.
メカシリンダにティーチングBOXをADPケーブルで接続し、電源を入れて下さい。
電源がすでに入っているメカシリンダに接続しても構いません。
2.
電源投入後、又は、ADPケーブル接続後、液晶画面が
液晶表示です
に変わったら、3秒以内に 【教示選択】ボタン を1回押して下さい。液晶画面が
液晶表示です
に変わります
このモード 「D ショウサイ モード 」 を確定するために、【 登録 】キー を押して下さい
(【 登録 】キー 以外では確定できません)。
これで、「D ショウサイ モード (相対移動の設定) 」の編集が可能になります。

原点復帰をしていない場合は、【原点復帰】ボタンを押し続けて、原点復帰を完了させてください。

液晶表示です
3. 相対移動に設定する ポイント番号を 【 ポイント選択 】ボタン で選択して下さい。
設定項目は、「イチ キョウジ ソウサ 」になっていますが、 【 教示選択 】ボタン を、5回押すと、
「ソウタイ イチギメ 」 の設定項目になります。

ジョグダイヤルを前進方向(時計方向)へ回すと 「 1 (TRUE) 」 で、相対移動の設定になり
ジョグダイヤルを後退方向(反時計方向)に回すと 
「 0 (FALSE) 」で、相対移動の設定が解除になります。

液晶表示です
4.
相対移動の設定を確定するために 「 1 (TRUE) 」 と設定して 【 登録 】 キー を押して下さい
5.
【教示選択】ボタン を一回押すと、「キオク イチ シュウセイ」画面になります
液晶表示です
7.
ダイアルを回して、相対移動距離を設定して、【登録】キーを押して設定して下さい。
ビジュアルデータ設定ソフト(型名:TBVST)を使用しての設定方法
1.
ビジュアルデータ設定ソフト (型名:TBVST ) を起動して下さい
【 シリアルポートの選択 】 画面で、シリアルポート番号が不明な場合は こちら を参照して下さい
TBVST
2.
最初に開く画面の【 ポイントデータ保存画面へ 】 ボタンをクリックし、次の【 編集モード選択 】 画面で 「 いいえ」 をクリックして下さい
TBVST
3.
下の画面になったら、相対移動に設定する【ポイントNo】を選択し、【相対位置指令】をチェック、移動量の設定、【保存】ボタン で確定して下さい。
TBVST
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